2011.12.11|BLANCA+K
蛸唐草
蛸(たこ)唐草は17世紀中頃から伊万里焼に登場します。
古代ギリシャ・ローマ、中近東のペルシャのアラベスクがルーツで
シルクロードから中国に伝わり、やがて日本に到着したと言われています。
西洋のアラベスクのデザインが長い年月をかけて変化を繰り返し
偶然そうなってしまったのか、
意図的にそうしたのか、
タコの足のように見える蛸唐草という新しいデザインが日本で生まれました。
骨董市などでも多く見られるそのデザインからインスピレーションを受け
BLANCAとKAPITALは蛸唐草をモチーフにしたジュエリーを作りました。
左:925S/右:K10
素材は3種類ご用意しました。下は真鍮製のアンティーク仕上げです。
古代の人々は、蔓のある植物に生命の連続性・永劫性への憧れを持ち、
お守りのようにして身の回り品などにそのモチーフを応用しています。
そんな古くから続くデザインの変化、歴史のロマンを感じながら身につける・・・
というのもBLANCA+Kのジュエリーの楽しみ方です。
これからたくさんの歳月を経て、
いつか、未来の骨董商人の手にこのペンダントが渡ったら
『これは21世紀のはじめに作られた大変めずらしいタコ唐草デザインのペンダントである・・・』
と、評価してもらえるでしょうか??
そうならないとしても、
孫の孫の代まで大事に残してもらえるジュエリーになりますように。