2012.04.28|BLANCA+K
ピアスに込められた古い布への気持ち
裂織(さきおり)をイメージしたピアスです。

裂織は、不要になった着物や布を細かく裂いて織る、とても手間のかかる作業です。
木綿が貴重だった江戸時代から、東北を中心に北陸・近畿地方あたりで
盛んに作られた織物だそうです。
週刊新潮で連載されていたこちら→*のKAPITAL KOTTOICHI第12回で
桐島かれんさんが持っているバッグの持ち手も裂織で作られています。
使い古した布を簡単に捨ててしまうことなく、
想像力とアイデア、そして布に対する愛情!で新しいものに蘇らせるということを、
私たちの"大先輩"たちは昔から楽しみながらやってきていたのです。
そんな裂織という技術をリスペクトして、今回のBLANCA+Kではピアスとして耳元に蘇らせました。
着用の雰囲気はこちらをご覧下さい。→*
通常は、使い古した布を細かく裂いて横糸にし、麻などの縦糸に織り込んでいきますが、
このピアスでは縦糸にシルバーを見立てて、骨董市で見つけた古布を裂いて横に織り込みました。
縦糸にあたるシルバーにはミルを施してより裂織の風合いに似合う雰囲気にしています。
ひとつひとつを作り上げるのがなかなか大変な作業なのですが、
昔の人たちは日々の家事もこなしながら、
さらにこうして、ものを大切にする気持ちを忘れずに手間をかけて裂織をこしらえていたのかと思うと、
頭が下がる思いです。
誰かが大事に残していたこの古布を
また誰かに受け渡したいという気持ちを込めて作り上げました。
そんな物語を、このピアスとともにお届け出来たら嬉しいです。


















