2013.04.22|Wedding ring
Fede Ring



宝飾品の歴史は数千年と言われています。
様々な時代の宝飾品が
世界中の博物館や美術館
個人のコレクターにも収集され
展示や本などから目に触れる事ができます。


イギリスでは
結婚指輪と思われる握り合う手のレリーフが施された3-4世紀頃の金の指輪が出土。
日本人のコレクターに渡ったものが、今は大英博物館に寄贈されています。


中世の時代にも結婚指輪として流行した、手と手が固く握り合う手の指輪。
その名も『フェデリング』
Fede=忠実という名の指輪です。

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以前、リメイクをご注文いただいたお客様から
握り合う手のデザインを結婚指輪に・・・
というご依頼です。
アンティークのフェデリングをイメージし
お預かりしたK18の地金を再利用して製作しました。

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アンティークにはその逆が多く見られましたが
今回は、握り合う手の左側を男性、
右側を女性の手に見立て、
レディースの指輪だけ右手の薬指にメレダイヤを埋め込みました。
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袖も男女をイメージしたデザインに、


ジュエリーボックスはお客様をイメージして。
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明日の撮影に間に合いました。
ご結婚、心よりお祝い申し上げます。